韓国、うだるような天候で暑さ警報を最高レベルに引き上げ

[1/2] 2023 年 8 月 2 日、韓国・ソウルの熱波で都市部のヒートアイランド現象を緩和するためにスプリンクラーが道路に水を噴霧。聯合/ロイター経由

［ソウル、８月２日 ロイター］ - 韓国内務安全省は、国内の一部地域が摂氏３８度（華氏１００．４度）を超える暑さのため、暑さ警報を４年ぶりに最高レベルに引き上げたと発表した。水曜日に。

国家消防庁関係者によると、この猛暑により火曜日の時点で全国で少なくとも22人が死亡したと推定されており、これは昨年同時期の7人という記録の3倍以上となっている。

内務安全省によると、火曜日にソウル南部の驪州市で測定された公式気温は38.4度に達した。

韓国は火曜日午後6時時点で、4段階の暑さ警報レベルを2019年以来初めて最高レベルに引き上げた。

最高度の「重大」警報は、国内180地域の少なくとも40％で見かけの気温が3日以上35度以上と予想される場合に発令される。 国の10％で見かけの気温が3日以上38度以上になる可能性がある場合にも発令される可能性がある。

ソウル明洞の観光地区で携帯扇風機を片手に、21歳の大学生、チョ・イェジンさんは「この天気では歩いているだけで本当に汗だくになる」と語った。 「扇風機なしではこの天気には耐えられません。」

第25回世界スカウトジャンボリーが開催される南部扶安県では、火曜日の開幕日に参加者約400人が熱中症の症状を経験したと当局者が発表した。

組織委員会は声明で「参加者のほとんどは一時的な頭痛などの軽度の症状を経験しており、重症者として治療を受けている人はいない」と発表した。

同委員会は、緊急時に患者を搬送できるようヘリコプター６機と病床７０床を用意していると述べた。

同委員会によると、8月12日まで開催されるキャンプフェスティバルには世界中から約4万3000人が参加する予定だという。

政府は、今後数日間は蒸し暑い状態で高温が続き、国内のほとんどの地域で体感気温が35度前後で推移する可能性があると予想している。

ユン・ソクヨル大統領は火曜日、特に屋外で働く人々、高齢者、適切な空調設備のない仮設住宅に住む人々に対するさらなる死傷者を防ぐための措置を強化するよう当局に要請した。

水曜日、尹氏の事務所近くで建設労働者らが記者会見を開き、具体的な対策を求めた。

韓国民主労総は声明で、「現状では建設作業員の熱による死亡は『予想される死亡』だ」と述べた。

この分野の専門家らによると、悪天候の頻度と激しさの増大は地球規模の人為的気候変動の兆候であり、世界の多くの地域で熱波は8月まで続くと予想されている。

北朝鮮も容赦ない熱波と闘っており、木曜までに日中の最高気温は３５度から３７度付近で推移すると予想されていると国営メディアが報じた。

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